2016年4月11日月曜日

花わさび


花わさびは春の訪れを告げる今が旬の食材です。山口県は岩手・静岡に続く全国3位の葉柄わさびの生産量があります(平成23年度政府調査)。
割烹きむらでは辛味を引き立たせる下処理を行った後、醤油漬けにして焼物のあしらいとしてお出ししております。花わさびは漬けたての時は綺麗な青緑色ですが、自らの辛味によって色が段々と抜けていくという特徴があるのも面白い点かと思います。

天然桜鯛(さくらだい)のしゃぶしゃぶ

真鯛(まだい)は春に産卵期を向かえ桜の様に鮮やかな色彩を放つ為、特にこの時期の鯛を「桜鯛」や「花見鯛」と呼びます。勿論お造りでお召し上がり頂いても充分に美味しいのですが、味わいの変化を楽しんで頂ける様、しゃぶしゃぶ仕立てにてお出ししております。山葵と刺身醤油もお付けしておりますので、両方の味わいをお楽しみ下さい。

鯵(あじ)蕗のとう味噌焼


蕗のとう(ふきのとう)も春の食材、ほろ苦さと香りが魅力的です。天婦羅にしても美味しいですが、割烹きむらでは蕗のとう味噌にして鰆(さわら)や鯵(あじ)の上に塗ってお出ししております。ご提供する直前に天火で味噌を炙っておりますので、より香り高い味噌の風味をお楽しみ頂けるかと思います。

桜蒸し


桜蒸しもこの季節ならではのひと品です。薄紅色の道明寺粉(どうみょうじこ)を戻して俵型に握り、鯛と一緒に桜の葉で包んで蒸し上げます。仕上げに銀餡(ぎんあん)を掛け、桜の花の塩漬けを天盛りしてお出ししております。鮮やかな道明寺粉の色合いが春らしいお料理です。